2016-01-27 新年度予算案 実質的な審議は週明け以降に
衆議院予算委員会の理事懇談会が開かれ、29日に委員会を開いて新年度予算案の趣旨説明を行うことで与野党が合意し、実質的な審議は週明け以降に持ち越される見通しとなった。
衆議院予算委員会は27日、理事懇談会を開き、新年度、平成28年度予算案の審議日程を協議した。この中で、与党側は「国民生活に直結するものであり、あす政府4演説に対する代表質問が終わりしだい早期に審議に入りたい」と述べ、28日、委員会を開いて趣旨説明を行ったうえで、29日、安倍総理大臣に出席を求めて質疑を行い、実質的な審議に入りたいと提案した。
これに対して、民主党などは、甘利経済再生担当大臣の事務所が建設会社から現金を提供されたなどと報じられたことについて、「甘利大臣はあす記者会見するとしており、質疑の準備が間に合わない」と述べ、29日の質疑には応じられないと主張した。このため、与党側は28日の趣旨説明を見送り、甘利大臣の記者会見後の29日、趣旨説明を行うことで、与野党が合意。質疑は週明けの月曜日からになる模様。