2016-01-01 新年にあたって 希望の年、念願実現の年に
新しい年が明けた。新年にあたり、改めて、我々の愛してやまないこの美しい国が平和で人々が幸せに暮らせるよう願ってやまない。
そして、今年は、今年こそは、統合型リゾート(Integrated Resort=IR)を研究し、その可能性を強く信じ、実現を心から願ってやまない我々にとって、飛躍の年、画期的な年となるよう更なる努力を尽くしたいとの想いを新たにしている。
1月4日に始まる第190回通常国会において、特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律案(IR推進法案)に対する徹底的な審議を経て可決成立することを願ってやまない。そのために国会議員の方々には真摯に、かつ前向きに取り組んでいただきたい。
日本にIR(統合型リゾート)を導入し、真の「観光立国」を目指そうと考え、そのための研究と行動が始まって、早や15年以上が経った。
超高齢化、少子化を避けて通ることのできない日本は、今後、10年後、20年後、30年後を視野に、日本の誇る製造業と並ぶ、新たな成長手段を必要としている。
そんな日本を救うためには、人口減少を補うほど多くの外国人観光客を受け入れる、つまり日本は『観光立国』の道を歩む以外にないと我々は固く信じている。日本は、観光立国の条件となる、「気候」「自然」「文化」「食事」の4大要素を備え持つ稀有な国だ。つまり、非常に有力な観光立国候補地であるということだ。日本の将来のために、世界に誇れる観光資源を外国人観光客の増加に結びつくよう活用すべきなのです。世界各国では、観光業はきわめて重要な産業で、熾烈な競争が行なわれています。従って、中途半端な戦略ではこの競争に勝つことはできません。日本は、もっと真剣に取り組むべきなのです。
ある分析によれば、日本が諸課題をクリアし、外国人客の望む観光地を実現することができれば、訪日外国人観光客の数は、2020年までに約5000万人。2030年までに約8000万人となり、GDP成長率を8%にまで押し上げることができるとしている。
その推進役、新しい成長エンジンとして重要な役割を担うであろうと期待されるのが、世界からVIP&知識人、企業&ビジネスマン、富裕層の観光客を呼び寄せ、消費を促し、日本を強力な観光立国へと導くであろう、IR(統合型リゾート)に他ならない。
2016年こそ決断と行動となるよう、願ってやまない。
2016年元旦
IR研究会