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2015-12-15 おおさか維新の会 橋下代表正式辞任 新代表に松井氏を選出

国政政党「おおさか維新の会」は12日、大阪市で臨時党大会を開き、橋下徹代表(大阪市長)の引退を了承し、後任に松井一郎幹事長(大阪府知事)を選出した。国会議員トップの共同代表には、片山虎之助元総務相が就任することが決まった。橋下氏は党の「法律政策顧問」として引き続き影響力を保持しつつ政策立案に関わる方向だ。
橋下氏は大会で「今19人の国会議員がこのスピードなら5年後、衆院で過半数を確保できる」と述べた。18日の市長任期の満了に合わせて政界引退する意向だ。同党にとっては、来夏の参院選に向けた党勢拡大が課題となる。
松井氏は大会後の記者会見で「憲法は改正しなければならない。憲法改正(発議)に必要な3分の2の勢力の中に入る」と述べ、安倍晋三首相が意欲を示す憲法改正に協力する考えを示した。幹事長には馬場伸幸衆院議員、政調会長に来夏の参議院選挙に「大阪維新の会」から立候補する予定の浅田 均大阪府議、総務会長に東 徹参院議員がそれぞれ就任する。
橋下氏は党大会後の懇親会で「参院選で自民、公明、おおさか維新で3分の2の議席を目指そう」とあいさつしたという。憲法改正の発議に必要な勢力の確保を目指す考えを示したとみられる。ただ、「与党に入るのではなく、野党のままだ」とし、改憲での協力を強調したという。

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