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2015-12-02 維新の党、年内解党で調整 合意文書作成へ詰めの協議

各種のメディアが、維新の党が大阪維新の会と年内の「円満解党」に向けて合意する見通しだと伝えた。複数の関係者が2日、明らかにしたとのこと。
維新の党は1日、年内に解党する方向で大阪維新の会との調整に入った模様。分裂状態に陥っている維新の党は、松野頼久代表側と、除籍された大阪系議員らとの間で正当性などを争う法廷闘争に発展し、これ以上の「泥仕合」は野党再編に向けて得策ではないと判断し、除籍(除名)処分とした大阪系議員らが求める解党に応じる必要があると判断したものだ。大阪維新の会も受け入れる方向で、双方による泥仕合は年内に決着する公算が強くなった。両者で合意文書案を作成し、詰めの協議を進めているとのこと。
維新の党執行部と大阪系が1日までにまとめた合意文書「円満解決事項」原案では、「維新の党は円満解散し、お互いが新党を結成する」と明記した。残留組が「維新の党」の名称を、当面使用する方針も盛り込んだ。大阪系は、すでに新党「おおさか維新の会」を結成している。
銀行口座に入ったまま凍結状態となっている政党交付金については、人件費や諸経費を支払い、「残金はすべて国庫に返納する」としている。党執行部は、年内にも総務省に新党としての「維新の党」設立を届け出る方針だ。
維新の党執行部の一人は2日、「6日の代表選後、程なく決着する見通しだ」と明言したと伝えられる。

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