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2015-11-13 民主党細野、前原両氏、維新の党江田氏と会談、「解党して新党」で一致

民主党の細野豪志政調会長と前原誠司元代表、維新の党の江田憲司前代表が11日夜、東京都内のホテルで会談し、自民党に対抗するため、年内にも両党が解党した上で新党を作るべきだとの認識で一致した。年内の野党勢力の結集につなげる狙いがあり、前原氏は近く、岡田克也代表に申し入れる見通しだ。
党内の保守系議員をまとめる細野、前原両氏は、党勢が低迷する中、新党の設立で国民の期待感を高める狙いで野党再編に積極的な江田氏と会談したと見られる。参加者の一人は取材に対し、「民主党を存続させた吸収合併では国民の期待は得られない」と語った。民主党内では岡田氏らが解党に慎重な一方、保守系を中心に新党を求める声が強まっている。
保守系グループをまとめる細野氏や、自らグループを率いる前原氏が公然と新党結成を要求すれば、党内で解党論が強まる可能性があり、岡田氏らとの路線対立が深刻化しそうだ。
事実、岡田氏は、その後の記者会見で、「今、何か決めているわけではない」と不快感を示し、「党の本質が変わらないと看板の掛け替えでは国民の理解は得られない」とも述べ、解党と新党立ち上げを否定した。
一方、前原氏は12日夜、記者団に「年内の民主党の解党的出直しについて、賛同者で手分けして声を大きくし、岡田代表にも決断いただきたい」と述べた。
今後、民主党内が紛糾し分裂する可能性もあり、他の野党(大阪維新の会を含む)も巻き込んだ野党大編成の可能性もあるだけに、今後の政局はますます波乱含みの展開となりそうで、ますます目が離せない。

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