世界のIR
ラスベガス
ラスベガスといえば、きらびやかな巨大ホテル。
そして、それらホテルの中にレストラン、ショッピングモール、アトラクション、そしてカジノやショーが付随し、訪れる人を決して飽きさせることはありません。
今から100年ほど前にネバダの砂漠にラスベガスはエンターテイメントの都として生まれました。今でもラスベガスと言えばカジノホテルというイメージがあると思います。その結果どこかギャンブルの街といったマイナスイメージを持つ人も多かったのではないでしょうか。
実はそれを大きく覆したのがラスベガスの象徴とも言えるテーマパーク型巨大ホテルです。90年代に入り、続々と誕生するのですが、ラスベガスをギャンブルの街から、家族ぐるみで楽しめる総合エンターテインメントリゾートへと変えていくことになりました。
そして近年、大人向けの高級総合アミューズメントへ方向性が変わり、ナイトクラブ、高級ショッピングモール、カリスマシェフなどによる高級レストラン、高層コンドミニアムなどへの変貌が見られ、まさに統合型リゾートの見本となっています。
エリア紹介
ラスベガスを大きく分けると、歴史的な風景を残すダウンタウン地区と近代的な巨大ホテルが建ち並ぶストリップ地区のふたつに分けることができます。
ダウンタウン地区
ラスベガスの歴史そのものを今も見せてくれるのがダウンタウン地区です。ラスベガス初のホテルであるゴールデン・ゲートをはじめ、ゴールデン・ナゲットなど比較的小規模なホテル、カジノがひしめきあっています。
中心となるのがフリーモントストリートで、歴史的なホテルやカジノを擁し、7000万ドルを投じた光と音のスペクタクルショー、フリーモント・ストリート・エクスペリエンスや大道芸人のパフォーマンスが人々を楽しませます。
ストリップ地区
ストリップ地区はダウンタウン地区に遅れること数十年後に開発されたエリアですが、空港に隣接することやアクセスの良さもあって、今やラスベガスのメインエリアと言っても過言ではないでしょう。
目抜き通りであるストリップ大通りはダウンタウン地区のフリーモントストリートに比べ圧倒的に長く、シーザースパレスや噴水ショーで有名なベラージオなど豪華な巨大ホテルが軒を並べ、日本人にとってはラスベガスと言えばストリップ地区を思い浮かべるはずでしょう。
ホテル
◆シーザースパレス(Caesars Palace)
言わずと知れた古代ローマをテーマにしたホテル。
ラスベガスで一二の人気を競う高級リゾートとして人気があります。
ショッピングモールの
<フォーラムショップス>は数多くの人が訪れます。
◆ベラージオ(Bellagio)
イタリアの湖畔のリゾートをテーマにしたホテル。
巨大な湖とも言える大きさの池で行われる噴水ショーが大人気です。
そして、植物園、世界の名画が見られるアートギャラリー、シルク・ド・ソレイユの『O(オー)』など、訪れる者を飽きさせることのない演出を誇る高級ホテルです。
◆ザ・ミラージュ (The Mirage Las Vegas )
南国の楽園をテーマにしたホテル。
火山噴火ショーはベラージオの噴水ショーと並んで大人気。
熱帯植物やヤシがトロピカルな楽園の雰囲気を醸し出しています。
裏庭の小さな動物園にいるホワイトタイガーが有名です。
シルク・ド・ソレイユによるビートルズをテーマにしたショー 『LOVE』も人気を誇ります。
◆ザ ベネチアン リゾート ホテル カジノ
(The Venetian Resort-Hotel-Casino)
パラッツォ リゾート ホテル カジノ
(The Palazzo Resort Hotel Casino)
イタリアのベネチアをテーマにしたホテル。
パラッツォは2008年にオープンしたベネチアンの新館です。
ホテル内にはベネチアさながらの運河が張り巡らされ、ゴンドラに乗って遊覧することができます。
いずれにも50店舗からのショップが入ったショッピングモールが併設されています。ベネチアンには<グランドキャナルショップス>、パラッツオには<ザ・ショップス>が併設されていて、ショッピングを十二分に楽しむことができます。
◆パリス ラスベガス(Paris Las Vegas)
その名の通りフランスのパリをテーマにしたホテル。
エッフェル塔がホテルの前にそびえ立ち、凱旋門、パリ市庁舎の建物などがパリの街並みを見事に再現しています。
◆ルクソール ラスベガス( Luxor Las Vegas )
エジプトのルクソールをテーマにしたホテル。
ピラミッドとスフィンクスをモチーフとしています。世界唯一のピラミッド型デザインのこのホテルは客室内の天井が斜めになっています。合わせて、エレベーターは世界初の斜めに移動するタイプが採用されています。
◆サーカス サーカス ラスベガス(Circus Circus Las Vegas)
サーカスをテーマにしたホテル。
大きなピエロのネオンサインが目印です。
ショーやアトラクションが充実しており、無料のサーカスショーや、大型ジェットコースターのある世界最大の屋内型テーマパーク<アドベンチャードーム>など、家族連れでも十分楽しむことができるように作られています。
第2回 ラスベガス篇パートⅡ に続く